Wurlitzer製の選曲動作は前述の説明からメカの書き込み側の
ソレノイドがオンして所定場所のピンを起こします ピンが起きると メカ下部全体が回転して 起こされたピンを探して ピンに
当たるとピンを戻すと同時に アームが上がりレコードを持ち上げ
てターンテーブルに挟み込み演奏を始める という風に 他社に
比べてシンプルな構造をしています キーボードがトラブっていて
も 下部のピンを起こせば動作します
比較的 故障が少ない機種ですが セレン整流器の劣化や
コイン計数機の接点不良も見受けられます どのジューク
ボックスも 接点のあるものは 洗浄して 接点の抵抗を出来る
だけ減らします(キーボードも含む)
後 古い機種で Wurlitzer1100の深刻なトラブルを紹介します
メカが全く動作しないので全部分解して チェックすると メカの
固着と機構的な歪みで モーター軸の革製のカップリングが
破断していました原因は固着で ピニオンギヤと接触する
ベークライトのギヤの何カ所の欠落で モーターが廻っても メカ
に 回転が伝わらないトラブルでギヤの入手もこの年台のものは
無理でしたので 欠けた部分(5山程度が4箇所)を少し深く 削り
取り 高強度のエポキシ樹脂を整形して 少しずつ 擦り合わせて
円滑に廻るまで 修正しました
次に動作が重くなる原因を取り除いていきます
レコードラックの軸受けのメタルの部分が重いので分解清掃
給脂 次にメカの各部分の分解洗浄給脂を矛します
トグル部に変形もありましたので 修正しました
モーターの軸を手で廻して動作を確認して 何度もチェックして
大丈夫になったら モーターのカップリングを繋ぎます
以降工事中
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