故障診断 


   


故障診断6



 ジュークボックスの故障 一言ではとても言い表せない物 で 出来るだけ分かり易く 説明していくつもりですが
 順序を追って 少しずつ解説していきたいと思います
 メーカー別に分岐したり 多少 前後することも あるかと 思いますが 参考になればと 平成28年10月9日(日)より  長期に渡るかも分かりませんが 記載していきます
 
 10月28日




  Wurlitzerの場合
 
       
                                    
 Wurlitzer製の選曲動作は前述の説明からメカの書き込み側の
 ソレノイドがオンして所定場所のピンを起こします ピンが起きると   メカ下部全体が回転して 起こされたピンを探して ピンに
 当たるとピンを戻すと同時に アームが上がりレコードを持ち上げ
 てターンテーブルに挟み込み演奏を始める という風に 他社に
 比べてシンプルな構造をしています  キーボードがトラブっていて
 も 下部のピンを起こせば動作します                                   
 
   

 比較的 故障が少ない機種ですが セレン整流器の劣化や
 コイン計数機の接点不良も見受けられます どのジューク
 ボックスも 接点のあるものは 洗浄して 接点の抵抗を出来る
 だけ減らします(キーボードも含む) 
 後 古い機種で  Wurlitzer1100の深刻なトラブルを紹介します

   

 メカが全く動作しないので全部分解して チェックすると メカの
 固着と機構的な歪みで モーター軸の革製のカップリングが
 破断していました原因は固着で ピニオンギヤと接触する 
 ベークライトのギヤの何カ所の欠落で モーターが廻っても メカ
 に 回転が伝わらないトラブルでギヤの入手もこの年台のものは
 無理でしたので 欠けた部分(5山程度が4箇所)を少し深く 削り
 取り 高強度のエポキシ樹脂を整形して 少しずつ 擦り合わせて
 円滑に廻るまで 修正しました
     

   

 次に動作が重くなる原因を取り除いていきます

    

 レコードラックの軸受けのメタルの部分が重いので分解清掃
 給脂 次にメカの各部分の分解洗浄給脂を矛します
 トグル部に変形もありましたので 修正しました
 モーターの軸を手で廻して動作を確認して 何度もチェックして
 大丈夫になったら モーターのカップリングを繋ぎます




 


 以降工事中























 

 


 
 
  

  



  
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 Lock-olaの場合

 Wurlitzerの場合

 Rowe AM Iの場合

 ビクターの場合

 コロンビアの場合





  これまでの説明は動作原理は初期の  1950年から1959年の管球式の物もそ  れ以降の1970年頃までほぼ同じです  1971年頃から コンピューター制御
  になります 



 
 


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