故障診断 


   


故障診断7



 ジュークボックスの故障 一言ではとても言い表せない物 で 出来るだけ分かり易く 説明していくつもりですが
 順序を追って 少しずつ解説していきたいと思います
 メーカー別に分岐したり 多少 前後することも あるかと 思いますが 参考になればと 平成28年10月9日(日)より  長期に渡るかも分かりませんが 記載していきます
 
 




  ビクターの場合
 
       
                                    
 ビクター製の選曲動作は機種により異なりジュークボックスの
 前面のボタンを押し込む物と選曲スイッチからソレノイドで 
 ボタンを押し込む物と ジュークボックスの内面の奥に基板が
 並んでいる物があります 基本的にメカの構造は同じです 
 ピンを押し込むタイプは構造が簡単で トラブルは殆どメカのみの
 トラブルになります 日本独自の構造で少ない部品でシンプルかつ
 効果的で アイディア満載のメカです トラブルの多くは モーターの  回転を走行動作からプレー動作に変わる傘歯車の当たりと 切り
 替わった時にスライドする部分のグリスの劣化からくる動作不良と
 A面側とB面側の回転の代わり方で 独自の物です モーターは正
 転のみで 逆転はプーリに接触するローラーがプーリー内面か
 外面に接触するかで 逆転します この辺はよく脱脂します
                                    
   

   

 ギヤの偏摩耗はこの画像程度ならぎりぎり使用可能なので
 
組付けを少し深くしてホロセットネジでロックして円滑に動作
 する様に微調整します


    

 その後動作をチェックするのは手動でモーター部を廻して 右側の
 ソレノイドを 動かして メカの動作を慎重に見ていきます
 それと大事なことが 走行時カチカチ異音がする場合が
 ありますメカの裏面に30度位の小さなギヤが接触していますが
 僅かに接触する程度に調整します 異音がする程接触していれば
 関連しているギヤが 摩滅します
 異常が無ければ 逆転用ソレノイドを何かで少し浮かして 演奏用
 ソレノイドを動かして レコードアームが 反対側からランディング
 するか レコードの回転が反転するかをチェックしていきます
 このタイプは基板がケースの奥についている機種です コイン動作
 に異常がある場合や 電源を入れてコインを入れて動作が不良の
 場合は ケースの右側か左側に電源ラインのケースがあります
 格電圧が出ていない場合が良くあります 基板に電圧がプリント
 されていますのでコンデンサ ダイオード ツエナーダイオードを
 点検 不良の場合は交換して 正常な電圧がでるまで 修理します
 それでも動作不良がある場合は 正面奥の基板内部の不良に
 なります 基板内の回路が分かる方は 計器類を使用して
 原因を追及してみて下さい
 

 基板の着いてないそれ以前の機種は前面からのピンの押し込みか  キーボードからソレノイドを介してメカの一番手前に上下に対称に
 三角形のプレートがありますがそれを押し込んでいるだけで
 基本動作は同じです
 

 この後はアンプ部になります

以降工事中


  
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