ビクター製の選曲動作は機種により異なりジュークボックスの
前面のボタンを押し込む物と選曲スイッチからソレノイドで
ボタンを押し込む物と ジュークボックスの内面の奥に基板が
並んでいる物があります 基本的にメカの構造は同じです
ピンを押し込むタイプは構造が簡単で トラブルは殆どメカのみの
トラブルになります 日本独自の構造で少ない部品でシンプルかつ
効果的で アイディア満載のメカです トラブルの多くは モーターの 回転を走行動作からプレー動作に変わる傘歯車の当たりと 切り
替わった時にスライドする部分のグリスの劣化からくる動作不良と
A面側とB面側の回転の代わり方で 独自の物です モーターは正
転のみで 逆転はプーリに接触するローラーがプーリー内面か
外面に接触するかで 逆転します この辺はよく脱脂します
ギヤの偏摩耗はこの画像程度ならぎりぎり使用可能なので
組付けを少し深くしてホロセットネジでロックして円滑に動作
する様に微調整します
その後動作をチェックするのは手動でモーター部を廻して 右側の
ソレノイドを 動かして メカの動作を慎重に見ていきます
それと大事なことが 走行時カチカチ異音がする場合が
ありますメカの裏面に30度位の小さなギヤが接触していますが
僅かに接触する程度に調整します 異音がする程接触していれば
関連しているギヤが 摩滅します
異常が無ければ 逆転用ソレノイドを何かで少し浮かして 演奏用
ソレノイドを動かして レコードアームが 反対側からランディング
するか レコードの回転が反転するかをチェックしていきます
このタイプは基板がケースの奥についている機種です コイン動作
に異常がある場合や 電源を入れてコインを入れて動作が不良の
場合は ケースの右側か左側に電源ラインのケースがあります
格電圧が出ていない場合が良くあります 基板に電圧がプリント
されていますのでコンデンサ ダイオード ツエナーダイオードを
点検 不良の場合は交換して 正常な電圧がでるまで 修理します
それでも動作不良がある場合は 正面奥の基板内部の不良に
なります 基板内の回路が分かる方は 計器類を使用して
原因を追及してみて下さい
基板の着いてないそれ以前の機種は前面からのピンの押し込みか キーボードからソレノイドを介してメカの一番手前に上下に対称に
三角形のプレートがありますがそれを押し込んでいるだけで
基本動作は同じです
この後はアンプ部になります
以降工事中
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